下半身の粘り
1.四股を踏む
ある総合格闘家が筋トレの意義を再確認したという記事を読んでいたら、家や公園で四股を延々踏んでいたということを語っていました。
四股というのはあの相撲取りの皆さんが下半身を鍛えるために行うものですよね。
その方は毎日、延々100回休みなく四股を踏んでいたそうです。
まあ毎日100回はかなりきつい、というか時間がかかるでしょうね。
でも自分は時間のかかるトレーニングは嫌いなので、四股を踏もうとは思っていないのですが・・・
2.下半身を鍛えるとは
この四股は下半身を鍛えるためのものです。
では下半身を鍛える、もしくは鍛えられた下半身とは何を意味するのでしょうか?
勿論、下半身に筋肉がついているわけですがその見た目だけではないです。
一番は安定する、ということでしょうか。
総合格闘技だと、殴る、蹴る、組む、引っ張る、などあらゆる動作が要求されますが、すべて下半身が安定していないと、しっかりした技が出せない、ということにつながります。
例えば空手を例に出すと、下半身が安定せず出された突きなど、足底からのパワーが腕から拳までちゃんと伝わっていないので、全然、効かない、ということになってしまいます。
それにスピードも乗らないですし。
突いた瞬間にパーンと手で払われたら、体がぐらついてその隙に攻撃されてしまうでしょうね。
下半身の安定は体幹の安定につながり、そこから強いパンチ・キックが出せるということになります。
3.下半身の粘り
「下半身に粘りがある」という表現をよくしますが、これはその下半身の安定ということを意味しているのでしょうね。
それともう一つは力感がある、もしくは下半身にパワーを感じる、ということも言えるのではないかと思います。
最近、自分も短距離ダッシュをしていて、下半身、この場合、特に両足、太ももあたりなんですが、力があるように実感しています。
以前は、走ると体がふわふわとちょっと浮き上がったような感覚があったのですが、今は、しっかり低姿勢を維持できて、かつ足を力強く踏み出せている、踏ん張れている、という感覚があります。
低姿勢なんですが、腰砕けにもならず、転んだりすることもない、という感じです。
また最後の最後で一段ギヤを入れ直して踏ん張れる、スパートできる、というような感覚もありますね。
あくまで自分の感覚ですが、こういうのを、下半身に粘りがある、粘りが出てきた、というのだろうなあと今は実感できてきているんです。
下半身の筋トレとして通常のスクワットだけでなくそれを変形したブルガリアンスクワットや、バーピージャンプ、フロッグジャンプなど色々なメニューを取り入れだしたことの成果でしょうか?
最近、足が速くなったという感覚がありますが、そうなると増々走ることが楽しくなるので、いい相乗効果が期待できるのではないでしょうかね。
あ、でも怪我だけは気を付けないと・・・