蝸牛の歩み

日々の雑感を書き留めています

立ち技系最強は藤原敏男さんでしょう

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1.最初は沢村忠

 

ここしばらくキックボクシングなどの立ち技格闘技の試合をテレビで観ることもなくなり、なんか寂しいなあ~とふと思ってしまいました。

 

年に何回かはそういう立ち技系のイベントもあるようなんですけどね。

今は、新生K-1って言うんでしょうか。

でもまだ試合を観たことがありません。

 

私がそもそも立ち技系格闘技を初めて観たのはやっぱり沢村忠ですね。

キックの鬼と言われてアニメにもなりました。

1960年代ですよね、確か。

真空跳び膝蹴りというのを決め技にしていて、子ども心にも「別に真空じゃないし、そんなに高く跳んでないぞ・・・」とか内心、思いながら毎試合かかさず観たものでした。

 

でも沢村も時々、派手にKOされることもあって、本当の最強の中の最強でもないな・・・と思っていました。

 

2.K-1始まる

 

その後、1990年代に入ってヘビー級の立ち技系格闘技イベントであるK-1が始まります。

これはヘビー級なので外国人が圧倒的に強く日本人の入る隙間もありませんでしたね。

 

その後、2000年代に入って出てきたのがK-1MAXという中量級クラスの立ち技系格闘技です。

これは面白かったです。

スターも次々、登場してきたし。

 

魔裟斗とか神の子KIDとか・・・

そして常に魔裟斗が勝つとは限らないのが、リアルで迫力を感じさせるものになっていましたね。

ムエタイのブアカーオとか少し下の階級ながら、蹴りが凄まじく、伸びあがるような回し蹴りで何度かチャンピオンになっていましたけど、彼に代表される外国人選手の強豪も何人か出てきて魔裟斗たちとしのぎを削るのは面白かったです。

 

3.やっぱり藤原敏男さん

 

しかし私が思うに、立ち技最強だなと思った選手は一人。

 

藤原敏男さんですね。やっぱり。

 

1970年代に活躍した選手で、沢村の目黒ジムならぬ目白ジム、鬼の黒崎健時の元で鍛えられた選手で、彼は本場タイのラジャナムダンの外国人として初めてチャンピオンについています。

テレビでも映画でも、また実際にリングでも彼の試合を観たことはありますが、最も特徴的なのはそのリズム感ある動きなんです。

左右にステップしてリズムをとるとかではなく、どちらかというと上下前後にリズムをとるのがとても変則的で、相手はやりづらそうにしていました。

オールラウンドでかつパンチもキックも強い、かつ変則的、スタミナもある、という抜群の選手だったように思います。

 

本場タイのリングで何度もトップランカーを倒しているから、その意味でも、またまじかで観た人間の目からも、彼が最強・・・と私は言いたい・・ですね。

 

彼の試合だけは一瞬も見逃すまいとかじりつくようにして必死に観ていました。

 

藤原みたいな選手、また出てきませんかね~

あの頃のように夢中になって観てみたいものです。