体幹とはどこなのか そのメリットは
私も体幹が大事と考えて、体幹を意識したトレーニングを取り入れ始めてしばらく経ちますが、それでも時々、そもそも体幹とは何ぞや?
と一瞬、迷うようなこともあるんです。
やはり体幹というものがわかりにくい、ということなんでしょうね。
1.体幹とは?
体幹というその字が示す通り、体の幹ということになりますね。
体の幹、つまり草木の幹にあたるわけですから、人間でいうと胴体ということになります。
この胴体につながっているのが、首から頭、腕から手、足ということになりますね。
では胴体というとそこには何があるでしょうか。
胸、背中、腹、腰、お尻、というのが胴体を構成していると言えますよね。
体の軸という表現もありますよね。
これで漠然と胴体とはどこ?ということが理解できるかと思います。
2.体幹とはどこなのか?
ではより具体的に、詳細にこの体幹はどこなのか?を説明すると「腹腔」というお腹の中の内臓を囲んでいる部分ということも言えるでしょう。
それは「横隔膜」「多裂筋」(という背骨に繋がっている筋肉)「腹横筋」そして「骨盤底筋群」の4つの筋肉に囲まれているわけなんですね。
この4つの筋肉ですが身体の内側にあるので、インナーマッスルとも呼ばれています。
体幹を鍛えるということは、具体的に言うとこのインナーマッスルを鍛える、ということになるんですね。
3.体幹トレーニングのわかりにくさ
体幹を鍛えると言っても、これら具体的に鍛えるべき筋肉(インナーマッスル)が体の内側にあることから、鍛えているその実感がわきにくい、ということが言えると思います。
腕や足などは鍛えれば太く逞しくなるのが目に見えますから、効果がとてもわかりやすいんですね。
それに比べて体幹は目に見えないため、鍛えてはみたものの、実際にどれほど効果があがっているのかがさっぱりわからない、目に見えない、ということは言えると思います。
4.体幹を鍛えるメリット
体幹を鍛えるメリットですが、簡単に言ってしまえば、体の安定と、そして安定した体から末端の手足へスムースに力が伝わる、ということでしょうか。
スポーツなどをするとその効果はとてもわかりやすいかと思います。
例えば、野球のピッチャーなら投球フォームが安定する、そして「結果的に」速い球が投げられるようになる。
ボクシングなどの立ち技格闘技なら、同様に、フォームが安定し、体がぶれない、「結果的に」強いパンチが打てるようになる。
これらのように体幹が強くなると体の軸が安定し、フォームが安定し、「結果的に」末端の手足に力がスムースに伝わるようになる、ということなんだと思います。
「結果的に・・・」というのがここでは大事なポイントですよね。
日常生活においても体の軸がしっかり安定するわけですから、まず姿勢が良くなる、そして腰痛などが改善する、ということが言えるでしょうし、他にも例えば、電車内でよろけない、重い荷物でも持てる、歩いても疲れない、息切れしない、などのメリットがあげられます。
他にも筋トレ効果が、体幹を鍛えることにより、より一段とその効果が発揮されますから結果的に、太りにくい体ができあがる、ということも言えるでしょうね。