理想の投球フォームを目指して下半身の筋トレメニューを考える
ここで投球フォームと言っているのは野球のピッチャーの投球フォームのことです。
勿論、それは他の野手のスローイングにも通じるものはあるはずです。
初めに申しておきますが、私はプロ野球のピッチャーでもどこかの学校の野球部の選手でもありません。
元なんとか・・・というのでもありません。
単に草野球を時々楽しむというどこにでもいる人間です。
それでも理想としている投球フォーム、ピッチングフォームというのはあって、そういう自分の思い描いているフォームで颯爽と投げてみたいなと日頃思っているわけです。
1.理想の投球フォーム
私が思い描く理想の投球フォームは、これはもう江川卓さんのフォームなんですよ。
それも彼の作新学院時代の投球フォーム。
初めて彼の投球フォームを観たのは彼が高校3年次の春の甲子園でした。
確か身長も1m83cmでしたから堂々たる体格ですし、当時から言われていたようにお尻がかなりでかいんですね。
ピッチャーとしては理想形の体格をしていたわけです。
大きく振りかぶってゆったりした力みのないフォームで投げられたボールは、よくホップすると言われるように実際にはボールが重力に逆らって浮き上がるわけはないものの、沈む割合が低いため打者からはまるでボールが浮き上がってくるように見えたのでしょうね。
一つには遠投のたまものらしいですよ。
そして特徴の一つにヒールアップがあげられます。
これは今の時代の投手ではほぼ見られなくなったフォームで、要は左足を上げる際に右足のかかとも浮き上がるフォームなんです。
有名なところでは村田兆治投手もヒールアップだったかと思います。
このヒールアップして投げ込むフォーム、結構、難しいんです。
そうです。
バランスをしっかり取るのがかなり難しいのですね。
大きくゆったり振りかぶって左足は高く上げ、右足かかとも浮かせる、もうこうなると足腰の強さ、体幹の強さがないと体はぶれ、安定したボールは投げられませんよね。
江川選手はコントロールも相当良かったので、こんなダイナミックなフォームでも体がぶれることはなかった、つまり足腰、体幹が相当、鍛えられていたと思われます。
私もたかが草野球ではありますが、この江川投手ばりのフォームで投げようとしていたんです。
いや難しいです。
体がぐらつきます。
一回くらいうまく投げられても連続して安定して投げ続けるのは至難の業です。
やっぱり自分には難しいよな・・・とは思っていたのですが、最近、意外にうまく投げられるなと思うことが度々あり、「あれっ自分のピッチングも進化しているぞ」と感じている次第なんです。
ふりかえってみればやはり下半身の強化が出来てきたということではないか、と思い、私が実践してきた下半身を鍛える筋トレメニューを紹介したいと思いました。
2.下半身の筋トレメニュー
1)下半身の筋肉
大腿四頭筋
大腿四頭筋は太ももの大部分を構成する大きな筋肉。
ひざ関節を曲げ伸ばししたり、股関節を屈折させたりする働きを持っています。
下腿三頭筋
下腿三頭筋、いわゆるふくらはぎ。
ヒラメ筋と腓腹筋の2種類の筋肉から出来ています。
ヒラメ筋は遅筋に分類され歩行や姿勢の維持に関与するインナーマッスル。
腓腹筋は速筋に分類され瞬発力が必要な動作に貢献している筋肉です。
私は過去に腓腹筋断裂を経験したことがあります。
準備運動もろくにせず急にダッシュした際にブチっと切れたんです。
ダッシュなどの瞬発力を要する動作に関係してますから、やはり準備運動は怠ってはいけませんね。
ハムストリングス
ハムストリングスは、太もも裏にある筋肉です。
大腿二頭筋などがあります。
この筋肉もひざ関節の曲げ伸ばしや股関節の屈折などに関わる筋肉で、ダッシュするときなどに重要になってきます。
臀部
それから臀部の筋肉。
主に、大臀筋・中臀筋・小臀筋に分けることができます。
2)下半身の筋トレメニュー
上述した下半身の筋肉を鍛える筋トレメニューですが、私が日常的に行っているものは以下のものがあります。
スクワット
これは下半身の筋トレの基本中の基本ですね。
私は毎日10回行っています。
最後の10回目に薪割りスクワットを入れてますが、回数はこれだけです。
ウォーキング
通勤のために片道20分、往復40分歩いています。
これは毎日いやおうなくやらざるを得ない筋トレということになりますね。
休日などにはもう少し距離を伸ばして歩くことも、また山道を登ったりすることもありますよ。
階段上り
アパートの階段、神社の階段、歩道橋の階段、など。
週一回程度ですが階段があればよく上り下りするようにしています。
アパートの階段でも1階から5階まで計60段ではありますが、ウオーキングしてきた最後に階段上りは結構こたえますね。
ダッシュ
頻度は平均して週1回程度でしょうか。
公園で短い距離をダッシュしたり、ウオーキング途中に坂道があったらダッシュしたり、その程度ですが効果は抜群だと思います。
バーピージャンプ
平均すると週1回程度でしょうか。
きついので結構気分次第で、というところもありますね。
筋トレの最後に10~15回程度行います。
フロッグジャンプ
バーピージャンプをしたら必ずその後に行います。
これも相当きついです。
ですから筋トレの最後の最後、まあもう勢いでやっちゃってる、という感じでしょうか。
前後に計16回程度。
これは斜めに跳ぶと効果がかなりありそうですね。
今度取り入れてみたいとは思っています。
以上が私が行っている下半身を鍛える筋トレメニューです。
すべて自重トレですね。
また回数もさほど多くはありません。
ウオーキング・スクワットは毎日やっているように、毎日継続して何らかの筋トレをする、ということを自分に課しています。
筋トレをさぼらず日常的に取り入れたい、というのが私のテーマなんですよ。
これらを毎日継続してきたわけですが、その結果、今のところの感想ですが、
まず足が速くなったと実感しています。
下半身が充実して低い姿勢で走れる、という感覚があります。
そして、野球の投球の際も下半身が安定して体がぐらつくことがなくなったなと実感しているんです。
人間の体って不思議ですよね。
日々鍛えれば必ずそれに応えてくれる、という気がします。
まだまだ足も速くなるし、野球もうまくなる、ってことなんですよ。