蝸牛の歩み

日々の雑感を書き留めています

タイトルに惹かれて読んだ漫画の面白いシーン.......「子供はわかってあげない」

最近また漫画をよく読むんです。

 

そうですね、例えば、「俺はまだ本気出してないだけ」

これは映画を先に観て面白かったので、原作のマンガを読んだわけですが。

 

それから鬼滅の刃(1-20)」20巻までは読んで21巻は買ったままの状態。

こちらはキンドルで読みました。

 

「ハイキュー(1-22)」「紛争でしたら八田まで(1)」「北北西に雲と往け(1)」「狭い世界のアイデンティティー(1)」「本気(マジ)!(1-4)」「かくかくしかじか(1-2)」など。

 

私の好みに合いそうなものをとりあえず1巻読んでみて、良ければ続けて読む、というのが基本的なスタイルなんです。

 

そしてタイトルに惹かれて読んでみたのが、田島列島さんの子供はわかってあげない

田島さんのマンガでは「水は海に向かって流れる」がとても評判良かったのでこちらをまず先に読みました。

良かったですよ。

 

子供はわかってあげないは、「水は海に向かって流れる」の前に書かれた作品なんです。

 

 

1.タイトルに惹かれて読んだ漫画

 

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このタイトル子供はわかってあげないって、どういう意味なんだろうとちょっと気になったわけなんです。

 

普通だと「子供はわかってくれない」となりますよね。

 

それが「わかってあげない」・・・ですから。

 

大人の言うことを子どもはわかってくれない、のではなく、より能動的に、子どもは大人の言うことなんかわかってあげないんだよ・・・・といった印象を受けます。

 

なんでわざわざそのような言い方になるのか?

 

気になりますよね。

 

本作は上下2巻、それぞれ180ページ余りですからあっという間に読めます。

 

というか、面白くて物語に引き込まれるので、それこそあっという間に読めます。

 

で、なぜ「子供はわかってあげない」のか?

 

結局わかりませんでした。

 

でも中盤を大分過ぎて張本古書店の善さんのセリフ「んもー今日はいいもの見せてもらったんだよ・・・少年が男になる瞬間!!」に象徴されているかもしれません。

 

第20章のタイトルが「Children grow up by understanding」ですからね。

 

少年少女があるひと夏の経験を通して少し大人になっていく・・・ということでしょうか。

 

子どもは人のことをわかってあげないけど、人のことをわかってあげられるようになると大人に一歩近づく・・・というような意味があるでしょうか。

 

 

ところで漫画のタイトルもそうですが、各章のタイトル(ネームというらしい)も面白いです。

 

第1章が「書道男と競泳女」どこかで聞いたようなネーミング。確か映画にあったような・・・

 

第3章「探偵は商店街にいる」もう・・あの映画ですよね。

 

第7章「セメント・モリ」これは「メメント」かな・・・

 

第11章「うわさのしんそう」あの雑誌・・・

第13章「カレーは入れ物」・・・飲み物じゃない?!

第18章「ジョニーの遺言」こちらは歌か・・・

 

といった具合です。

 

 

2.漫画の面白いシーン

 

笑える箇所は随所にあります。

 

登場人物たちの表情もセリフもいいんですよね。

しかも時々、いやかなりの頻度で笑えます。

 

この作者の絵の線もいいですね。

シンプル、細めの線、ごちゃごちゃしてない、それでいて表情豊かに見える。

 

 

私個人的に最も気に入ってるシーンがあります。

 

第4章「笑いながら泳ぐ人」の中ですが、片方の主人公の朔田さん(水泳部、高校二年生)が大会で泳いでいるシーン。

 

クロールで大きく腕をかいている際に、顔が笑っているんです。

大きく口まで開けて。

 

部員のセリフが「笑ってやがる」「そーいうやつなんだよ」

 

そして朔田さん自己新を出します。

「タルンドル朔田」と呼ばれて、決して練習熱心という風ではありませんが本番に強いんです。

 

水泳を楽しんでいるんでしょうね。

 

あっけらかんとして、とても魅力的な女子に描かれていて、性格の良さが一目でわかってしまう、このシーンが私には印象に残りました。

なんかいいんですよ。

 

 

3.漫画のタイトルと映画

 

 

子供はわかってあげない

 

そういえばフランソワ・トリュフォーの映画に「大人は判ってくれない」(1959)というのがありましたね。

 

これはもしかして関連ありそうですね。

 

映画好きそうな作者ですし・・・

 

さて、うーん、どういう意味があるのだろう???

 

 

しかし作者の田島列島さん。

 

お顔を拝見したことはありませんが女性のようです。

 

しかしまた何で「田島列島(たじまれっとう)」??

 

列島ですからね。

すごいネーミング。

 

なんなんでしょうね?

何か意味あるのでしょうかね?

 

 

 

「水は海に向かって流れる」は名作でしょう。

しかし、私はこちらの子供はわかってあげないの方が好みです。

 

 

 

 

オンライン飲み会をZOOMでやってみた そのメリットと手順

オンライン飲み会というのが最近、はやり出していると聞いても何の感慨もなかったんです。

 

飲み会(食事会でもいいですが)と言えば、それはもう同じテーブルを何人かで囲み、同じ料理をつつき合い、ビールを飲み、酔いが回るにしたがって議論白熱、声も大きくなり、ご迷惑な状況を作り出す・・・そんなのが当たり前と相場が決まっています。

 

と、思っていました。

 

なのでこの私が世間ではやっているらしいオンライン飲み会に参加するなんて、数週間前まで想像もしませんでしたよ。

 

1.オンライン飲み会をZOOMで行う際のメリット

 

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ZOOMというのはビデオ会議システムですが、それを使ってオンライン飲み会(食事会)をしようと誘いを受けたのは数週間前。

 

決行は土曜日18時。

 

なんと主催者側から自宅にお食事セットまで送られてきました。

 

1)手続きが簡単

 

ZOOMでオンライン飲み会を行う際の手順は後述しますが、とても簡単です。

しかも無料。

私みたいなITオンチ?!でも全然、問題ありませんでした。

 

ちなみに我が家にはインターネット回線もWi-Fiもないので、i-Padにて参戦いたしました。

 

2)拘束されない

 

自宅でいながらにして飲み会に参加できるわけです。

 

何を飲んでも何を食べてもいいわけなんですね。

 

なので途中、席をたって冷蔵庫にビールを取りに行ったり、料理を用意したり、何しても構いません。

 

ずっと席に座って人の話を聞かされる、一種、強要されるようなことが全然ありません。

 

なんせ自宅ですから。

 

色々な用事も発生しますよね。

 

トイレに行くのも何の遠慮もありません。

 

途中、宅配なんかが来たりしますが、「あっ荷物が来た」と立ち上がり(この時、画面から去ります)それでまたその届いた荷物をみんなに披露したりして・・・なんてことも出来ます。

 

3)分割画面

 

今回の参加者ですが夫婦もいますので、全部で私含め、5組。

 

画面も5分割され、それぞれの参加者を同時に観られるわけです。

 

それぞれの部屋の様子も見られるし(って、別に関心はなかったんですが)ある人の部屋にある飾り物に誰かが注目したりして、またその話でひとしきり盛り上がる、なんてこともあります。

 

皆が私と同様、勝手に動いている様も見てると面白いものです。

 

「あ、どこ行った?」とか「何用意してるの?」とか声が飛び交います。

 

 

4)同時実況

 

5組も参加していると、誰かがしゃべっている間は皆、黙っているなんてこともありません。

 

目の前に他のメンバーがいないわけですから、そういう空気は読めないわけなんですね。

 

なので結構、みな勝手にしゃべります。

 

なので声がかぶります。

 

聞き取れないこともしばしばです。

 

でもなんか、それが面白かったりします。

 

みなが勝手にしゃべっているのが。

 

自由ですよね。

 

5)テレビ見ながら

 

ちょうど時間的に野球中継があったものですから、私はテレビの画面はつけっぱなしで参加してました。

 

さすがにテレビの音はかなり大きく皆に聞こえるようでしたのでミュートにはしましたが。

 

で時々「あっ今、点入った・・・」とか叫んだりして。

 

野球の好きな人がその場にいるとそこでまた反応があったりして。

 

この結構、テンでバラバラ、自由な感じがいいんですよ。

 

6)退室

 

お酒も結構入って何時間か経過するとやはり眠くもなってきます。

 

こんな時は「ごめん、眠くなってきた。退室しますね~」で終わりです。

 

引き止められたりしません。当然ですが(物理的にですけどね)

 

ポチっと「退室」ボタンを押したら終わりに出来ます。

 

しかも自宅です。

 

すぐ寝られます。

 

便利なもんです。

 

2.オンライン飲み会をZOOMで行う、その手順

 

手順もとても簡単なんです。

 

私は、i-PadにZOOMアプリをダウンロードしました。

 

主催者じゃなくって参加者だと当日のオンライン飲み会に参加するのは簡単です。

 

主催者から招待メールが届きます。

 

そこに記載されているURLをクリックします。

 

以上です。

 

か~んた~ん!!

 

驚きです。

 

ただ音声がミュートになっているので注意しましょう。

 

ミュートボタンをクリックしてミュート解除しておきます。

 

最初からミュートになっていなければいいようなものですが、これは参加者のプライバシー等に配慮した措置のようなんですよ。

どんな音が拾われるかわかりませんからね。

 

ちゃんと準備できた段階で、音声をオンにする、という仕組みなんです。

 

それから画面を分割して参加者全員が観られるようにするボタンがありますので、それをポチっとします。

 

以上です。

 

終了時は「退室」ボタンを押せばいいし主催者が終了手続すると、自動的に終わっちゃうみたいですよ。

 

注意点としては、40分で自動終了してしまうことです。

 

この場合は先に来ていたURL(同じものです)をまたクリックします。

 

それだけです。

 

これでまた40分間のオンライン飲み会継続です。

 

これを40分ごとに繰り返すわけなんですが、飲み会であるだけに40分があっという間に経つことに驚きました。

 

飲み会ってオンラインであろうと、オフラインであろうと、アッと言う間に時間が経過してしまうことだけは同じでした。

 

 

 

 

 

短距離のタイムが縮む筋トレとフォーム、コツ

誰しも、特に男の子なら足が速いというのは憧れですよね。

 

子どもの時分は運動会シーズンが来るたび、足が速かったらなあ、リレーの選手になれるのになあ・・・と思ったものでした。

 

年齢を重ねても、今更ですが、足が速くなりたいという気持ちは変わらないんですよね・・・・不思議なものです。

 

「老化は足から」と言われますし、年とっても足腰頑健でいたい、という気持ちもあるからなのでしょうね。

 

でも年をとってからでも足は速くなるんですよ。

 

別に短距離走の選手を目指すわけではありません。

 

老化防止、転倒防止、頑健な足腰を維持するためにも短距離を早く走ってみましょう。

 

私はそれを自分で体験していますから。

 

 

1.短距離に関係している筋肉

 

 

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1)太ももの筋肉

 

それは何といっても太ももの筋肉でしょうね。

長距離選手と違って短距離選手は一様に足、太ももが太いわけです。

 

下半身のバネを支える筋肉である太ももの筋肉には、大腿四頭筋ハムストリングス、内転筋群の3種類があります。

 

 

2)ふくらはぎの筋肉

 

瞬発力に関係しているのがふくらはぎの筋肉です。

 

ふくらはぎの筋肉は足の速さだけではなく、ジャンプ力や瞬発力にも関係しているんです。

ふくらはぎの筋肉は下腿三頭筋といって腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋肉を合わせた部位になります。

 

3)肩回りの筋肉

 

肩周りの筋肉は、腕を大きくしっかり振る際に使われる筋肉です。

腕をしっかり力強く振れなければ、やはり足も速くなりませんよね。

 

肩周りの筋肉となると、大胸筋、三角筋上腕三頭筋、背筋、回旋筋腱板の5種類があります。

 

 

4)股関節の筋肉

 

股関節がスムースに動かなければなりませんが、その際に関係しているのが、大殿筋と腸腰筋の2つです。

大殿筋は人間の体の中でも大きな筋肉であるため、鍛えれば鍛えるほど効率よく体全体の脂肪を減らせることにつながります。

 

5)体幹

 

しっかりしたフォームで力強く腕を振る際に体幹が弱くては安定したフォームで走れないということになります。

すべてのスポーツに言えることですが、体幹(腹筋・背筋)とバランス力を鍛えることは必須ですね。

 

 

2.速く走るためのフォームとコツ

 

短距離選手を目指しているわけではありませんから、フォームについても特段、専門的なお話をするわけではありません。

スタートダッシュがどうとか、あまり細かいことは考えても仕方ありません。

 

最も肝心な点は、腰を低く、かつ前傾姿勢を保てるかどうか、ではないでしょうか。

 

私がここで話している短距離走というのは100mとかの距離でもないんです。

50m、60m程度の距離です。

 

腰を低く、かつ前傾姿勢を保とうとすると、どうしても足腰の強さが必要になります。

 

速く走るためのトレーニングの基礎はやはりそこにあるように思いますね。

足腰の強さに支えられた、低い前傾姿勢のフォームということです。

 

その次に、リラックスして腕を振る、ただし力強く振る、しかし力んではいけない、顎を引く、体が左右にぶれないように体幹を強く保つ、というようなことが良いフォームを保つための要素になります。

 

ただまずは足腰が強く低い姿勢を安定して保てることが第一歩だと思うのですよね。

 

速く走るためのコツについては、自分で自在に力を足に伝えられるか、つまりギアの上げ下げを自在に出来るか、というところにあるように思います。

 

これはまた走る距離にもよってきますね。

 

50mならホントにダッシュですから一瞬です。

スタートして低い姿勢を保ったまま、足の回転で勝負することになりますね。

足のストライドもさほど広くはならないのだと思います。

 

これが200mとなると途中はリラックスして大きなストライドで走ることも必要になってくるかと思います。

スタートダッシュすれば後はリラックスして大きなストライドで大きく腕を振って加速に身を任せる、というか、私は短距離走の専門家ではありませんから、的確かどうかはわかりませんが、感覚的にはそういう違いがあるように思います。

 

リラックスして走っていて、ゴール寸前で一段ギアを上げられるか、あるいは力をグッと入れる、抜く、そういうことが自在に出来るかということだと思います。

 

 

3.短距離のタイムを縮めるための筋トレ

 

私がやってきて足が速くなるのに役立った筋トレは、

 

1)とにかくよく歩くこと

2)スクワット

3)体幹レーニン

 

の3つですね。

 

1)とにかくよく歩くこと

 

普段、仕事場への往復は徒歩なんです。

片道20分、往復で40分は毎日歩いていることになります。

 

休みの日はもう少し長距離を歩きますし、石段を登ったり、階段をあえて登ったり、坂道があれば超超短距離ダッシュをしてみたり。

若干負荷をかけるようなことをしていますが、それらの日々の積み重ねで基礎が出来てくると思います。

 

2)スクワット

 

スクワットは毎日行っています。

ノーマルなスクワットで回数も10回です。

10回目は薪割りを10回行いますが、これだけでもかなり足・太ももは鍛えられているはずです。

それ以上の回数を行うことはあまりないですね。

 

気分が乗れば、バーピージャンプ、フロッグジャンプを追加することもありますが、毎日の日課とまでしているわけではありません。

 

3)体幹レーニン

 

逆立ち腕立て伏せとプランクは毎日行っています。

劇的に体幹が強くなったとも思いませんが、毎日行うことで確実に体幹も強くなっているはずです。

逆立ち腕立てもたった8回です。

かなり負荷はかかりますからね。

プランクは2分、じっと同じ姿勢を続けるのではなく、体を動かしながら行っていますが、これはどちらかというと飽きないための工夫なんですね。

プランクをじっと同じ姿勢で2分、というのはそれはそれで苦痛だと思いますので。

 

以上の3つをこなしていれば、足は必ず速くなるはずです。

 

以前より低い姿勢を保てていることも実感できますし、ここでギアを上げよう、一段スピードアップしよう、ということも頭で思った通りできてきていると実感できています。

こういう実感を得られるようになるとしめたものです。

走るのが楽しくなりますから。

 

ますます早く走るための努力というか、工夫を惜しまなくなってくると思いますよ。

そういう好循環が生まれてくるのではないかと思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーキングでは痩せない:消費カロリーと意外な効果

ウォーキングを意識してするようになったのはいつのことだろう。

 

20代、30代のころは週末、近所をジョギングしていたように覚えている。

ジョギングする気力もあったということは、やはりまだ若かったのでしょうね。

 

それが40代に入り、日頃の運動不足もあってジョギングはつらいものになってきて、段々遠ざかっていってたように思います。

 

それでも何か運動しないといけないという思いはあって、ウォーキングにたどり着いたのでしょうね。

 

よく歩くことが健康への近道だと意識していたように思います。

 

1.ウォーキングによる消費カロリー

 

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まず体重を1キログラム落とそうと思えば、約7,000キロカロリーを消費する必要があるようです。

 

これに対しウォーキングの消費カロリーですが、体重60kgの人がやや早歩きで10分間歩いた場合、約30キロカロリーと言われています。

 

7,000キロカロリー ÷ 30キロカロリー = 233.3 ですから、10分間×233.3=2,333分のウォーキングが必要ということになりますね。

2,333分というと、2,333÷60=約39時間

1日1時間のウォーキングを行ったとしても39日かかる計算になります。

 

毎日毎日1時間のウォーキングを継続するということは、まず厳しいのではないでしょうか。

 

39日間毎日1時間ウォーキングをしてやっと体重1kg落とせる、ということなんですね。

 

これではウォーキングで痩せるというのはまず不可能と言わざるを得ません。

 

但し、私の場合、40代後半の頃でしたが、自宅から仕事場まで毎日、片道45分を歩いていたことがあります。

往復90分ですね。

10分で30キロカロリーとすると30×9=270キロカロリーを毎日消費していたことになります。

これを毎日継続したわけですから270キロカロリー×30日=8,100キロカロリー

半年で48,600キロカロリー

48,600÷7,000=約7kg

 

このときは半年でかなり体重も落ちたと思います。

久しぶりに会った友人から「シェイプアップしましたねー」と感心されましたから。

 

でも厳しいですよ。

毎日毎日汗びっしょりになって片道45分歩き続けるというのは。

 

私の場合、まずはとにかく仕事に行かなければなりませんし、徒歩が最も良さそうな手段でしたので、一応、継続できましたが、ダイエット目的ではなかなか難しいと思います。

 

ダイエットしようと考えれば、ウォーキング、筋トレ、そして食事の管理を併せて行わなければ効果は出ないでしょうね。

 

2.ウォーキングの効果

 

ウォーキングの効果としてよく知られているものとしては

 

●肥満解消、ダイエット

生活習慣病の予防

●血中の中性脂肪の減少

●血圧や血糖値の改善

●心肺機能の改善、強化

骨粗しょう症の予防

 

といったことがあげられています。

 

ダイエット効果は相当の期間、頑張ってウォーキングしないとそうそう簡単に得られないとは思いますが、週に2~3回でも、また例え短時間でもウォーキングを行うことにより生活習慣病の予防につながり、ひいては死亡リスクを下げる、という効果は期待できそうです。

 

3.ウォーキングの意外な効果

 

私自身、現在、仕事場への往復で一日40分ほど歩き、休日には長距離を歩いたり、歩いて買物に出掛けたり、映画のDVDを借りに行ったりしますし、時には神社の石段を登っって強い負荷をかけたりということもしていますので、1か月ではざっと25時間ほどは歩いている計算になるでしょうか。

 

先の計算式からすると毎月4,500キロカロリーほど消費している計算になります。

 

それでもこのウォーキングだけで痩せられるとは思いませんし、期待もしていません。

 

痩せることを目的にするのであれば、ここに加えて筋トレ、そして食事管理(摂取カロリー管理)とのセットで考える必要があります。

 

はっきり申せば食べなければ痩せます。

ただ、それでは不健康に痩せる、ということになりますから、しっかり食べて健康的に痩せるためには、ウォーキングと筋トレの両方ともをこなす必要があると思っています。

 

 

私はしかしウォーキングにはまた意外な効果があると思っているんです。

 

1)一つは気分転換、リフレッシュです。

 

アレルギーなので朝は鼻もぐずぐずと詰まり気味なのですが、歩き出すと不思議なことに鼻も通り、気分快適になります。

 

それに歩いて体が少し温もるくらいになれば、気力も充実してきているようにも感じます。

 

これは筋トレにも言えることですが、筋トレをした後は、とても気力が充実していると実感することができる気がしますね。

 ウォーキングにも同じ効果があると思います。

 

そしてウォーキングをして体も温まり気力も充実していると、そこから筋トレにも入りやすくなるような気もしますね。

 

 

2)二つ目は考え事をするのにいい時間だということです。

 

例えば部屋の中で懸案になっていることや、悩みについていくらウンウン考えてもいいアイデアが出るとは限りません。

そういう時は(考えの詰まった時)外に出て歩いてみたらどうでしょうか?

 

ひたすら無心で歩いてしまって考え事自体を忘れてしまうこともありますが、ひょっといいアイデアが浮かんだり、頭の中が整理できたり、ということも割にあるような気がしますよ。

それに歩きながらあれやこれや考えをめぐらすということ自体、楽しいですし。

気持ちが晴れやかになりますから、少なくとも前向き・ポジティブ志向になれるような気がしますね。

 

 

「足は第二の脳」とも言うらしいですから、ウォーキングで足を刺激することは、きっと脳にとって刺激になっているに違いありません。

 

3)それから外での行動によりリスクに敏感になるということもありそうです。

 

外を歩くわけですから車・自転車などに気を付けなければなりません。

どこから自転車が飛び出してくるかわかりません。

また通りがかったビルの上から何かが落ちてこないとも限りません。

どこに穴ぼこがあるやもしれません。

 

そういうことも意識しながら緊張感ももって歩くと、野生の感覚が身につくのじゃないかなという気もしているんです。

 

野生の感覚という意味では、天気の変化にも気が付くようになると思います。

 

ちょっと風が冷たくなってきたように感じると、それは雨になる前兆かもしれません。

 

四季の変化は勿論、様々な自然の変化も感じられるようになると思いますよ。

 

このようにウォーキングには痩せる効果はさほどなくても、それ以外の効果がかなり多いように思います。

 

できるだけ毎日少しでもいいから自分の足で歩く癖をつけたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懸垂(チンニング)ができない人が毎日トレーニングするやり方と回数

男たるもの・・・ということもないですが、筋トレをしている以上、やはり逆三角形の体に仕上げたいものですね。

 

逆三角形の体を作ろうと考えるとやはり背中の筋肉を鍛えなければなりません。

 

そして背中といえば広背筋です。

 

広背筋は、肩甲骨の下に位置する筋肉で、肩甲骨を寄せる際に使う筋肉です。

体の中でもかなり大きい筋肉なんです。

 

この広背筋を鍛えると、背中から見て逆三角形の形に見えるようになるんですね。

 

但し、広背筋といのはまた意識しにくい筋肉でもあります。

 

なぜなら背中は見えないから。当たり前ですが。

腕や腹筋とは異なるわけですね。

 

そして普段、広背筋を意識して使う=背中を使う、なんてこともありませんね。

 

筋トレで重要なのは、鍛えている部位を意識することなので、広背筋を鍛えると言っても、そもそも意識しにくい筋肉ですから、他の部位の筋トレに比してもより意識をしないといけない、ということが言えると思います。

 

それと背中(広背筋)を自重トレで鍛えようとしても、そう多くのメニューはない、というかホントに少ない、ということも言えるかと思います。

 

 

1.懸垂マシン(チンニングバー)

 

 

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広背筋を鍛えるのに最も適した自重トレはやはり懸垂でしょう。

 

懸垂はまた「最強の自重トレ」なんて言われてもいますよね。

 

両腕だけで自分の全体重を支えるわけですから、その負荷は相当なものです。

 

また体重そのものが負荷に関わってくるという点も特徴です。

 

つまり体重が軽い方が有利というかより容易に取り組める、ということを意味しています。

 

しかし自宅に懸垂マシンを備え付けている方は少ないかと思います。

 

私も何度か懸垂マシン(チンニングバー)を購入しようかと迷いつつ、本日に至るまで、実際の購入には踏み切っていません。

 

やはりスペースをとるという点と、あの大きなマシンを組み立てられるか?ということもあって、どうしても購入するのはためらってしまう、という有様なんです。

 

 

2.懸垂のやり方

 

 

1)鉄棒を使う

 

そこで私の場合ですが、日曜日、つまり週に1回だけなのですが、公園に行き、そこにある高めの鉄棒にぶら下がる、という方法をとっています。

 

懸垂の出来ない方は、まず鉄棒にぶら下がりましょう。

このとき、しっかり体を伸ばしましょう。

これで30秒~60秒耐えられるようになることがまずは第一歩ですよ。

 

低い鉄棒で足は地面につけて、つまり体が斜めになった状態ですね、この状態で懸垂をやってみます。

足がついているわけですから負荷はさほど大きいものではありません。

 

また足の位置を変えることで負荷を変えることもできます。

一番負荷が小さいのはほぼ垂直に突っ立ってしまうフォームですよね。

 

これで懸垂をするのも効果があります。

 

私も公園に低い鉄棒しかない場合は、足を着いた形での懸垂もやってます。

 

 

さて、では通常の懸垂のやり方なんですが、両腕の幅は肩幅よりもやや広め、1.5倍くらいに取るようにしましょう。

あまり狭くても広すぎても効果が半減してしまいます。

 

大事なことは腕力で体を引き上げない、という意識をすることなんです。

 

あくまで背中の筋肉(特に広背筋)を使って身体を引き上げている、と意識すること。

 

これが最も重要なポイントなんですね。

 

なかなか難しいと思いますが、一回一回、「今、背中を使っている」と意識してみましょう。

 

それから体の反動を使わないこと。

体をおろした際に腕を伸ばし切ること(可動域を広げる)

呼吸を止めないこと。

体を引き上げる時よりも下ろす時に、よりゆっくり時間をかけておろすようにする。

顔はできるだけまっすぐ前を見る。

できれば体を上げ切った時に1秒停止する。

 

 

2)ディップスマシンを使う

 

私の場合ですが、ディップスマシンは自宅にあります。

 

組み立ても難しくありません。

 

そもそもそんな大きいものではありませんからね。

 

高さも腰の高さくらいですから、例えば、背の高い懸垂マシンを組み立てることを考えると難易度が高いのではないかと不安になりますが、ディップスの方は大丈夫かと思います。

 

ディップスは、しかし、大胸筋下部を鍛えるトレーニングですからこのままで背中が鍛えられるわけではありません。

 

ディップスマシンの片側のバーにぶらさがって(この時、足が床につかないように前方へ伸ばす)懸垂運動に近い動きはできるかと思います。

 

ただバーの幅がそれほどありませんので、肩幅の1.5倍もの幅は取れないかと思います。

そうなるとどうしても腕の力で体を引き上げるということになりがちですので、この点は通常よりもより意識を高めないといけないでしょうね。

 

例えば、足は床につけた状態で、つまり体は斜めになった状態で、これだと全体重がかかっているわけでもありませんから、いっそ片腕懸垂にチャレンジするというのもありかもしれません。

 

工夫次第ですが、あくまで補助的なトレーニングという位置づけになるでしょうか。

 

3)懸垂をする際の呼吸

 

一般的に筋トレをする際には、力を出す際に息を吐き、そうでない時に息を吸う、ということが基本になっています。

例えば、腕立て伏せですが、息を吸いながら体を沈め、体を引き上げる際に息を吐きだしますね。

 

これが懸垂の場合は逆になります。

 

つまり息を吸いながら体を引き上げ、息を吐きだしながら体をゆっくりおろしていきます。

 

懸垂で背中にしっかり効かせるためには、体を引き上げる時に胸を張り、背中を反りながら、肩甲骨を寄せて、背筋を収縮させる必要があるからなんですね。

 

 

3.懸垂は毎日トレーニングしてもよいのか?

 

上記の鉄棒を使った懸垂ですとかなり負荷も大きく、筋肉痛を感じるようでしたら毎日は行わないほうがよいかと思います。

 

筋肥大(壊れた筋肉の回復)には通常48~72時間かかると言われていますからその意味では、最低2日の間隔を空けたほうがよさそうです。

 

確かに筋肉が壊れて、それが回復している最中にまた筋肉を壊してしまうと考えると勿体ないですよね。

 

ただ私の場合は、よほどの筋肉痛を感じる際には筋トレを休みますが、そうでなければ毎日何らかの筋トレをするようにしています。

 

これは「さぼり癖」がつくのが嫌だから、なんですが・・・・

 

ですのであくまで自分の体に相談してみて、自分に合った間隔、週に何回行うか、を考えればよいと思いますよ。

 

思ったように筋肥大しないなあと感じれば、間隔をより空けるようにすればよいかと思いますよ。

 

 

4.懸垂の回数

 

筋トレ全般に言えることですが、筋トレで大事なのは、鍛えている部位を意識すること、正しいフォームで行うこと、体の反動を使わない、ゆっくり動作すること、呼吸をすること、なんです。

 

つまり回数よりもその質が問題です。

 

その点からいえば、正しい方法で行うことができる回数、ということになりますね。

 

正しいフォームで、ゆっくり、正しく呼吸しながら3回しかできないなら、3回で十分ということになります。

 

回数よりも質、そして自分の体が今、どういう状態なのか、ということにより敏感になることが大事かと思いますよ。

 

これは筋トレ全般に言えることですよね。

 

 

 

 

 

父は娘へビシッとひとこと言えるか........「俺はまだ本気出してないだけ」

「俺はまだ本気出してないだけ」というのは青野春秋さんによる漫画で全5巻。

 

私はこれより先に映画「俺はまだ本気出してないだけ」(2013)を観ているんです。

映画は映画でとても面白かったんですよ。

 

そこで原作の漫画も読んでみようということになったわけです。

 

 

1.映画と原作

 

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これまで振り返っても、映画観てから原作を読んでみようという行動にはあまり走った覚えはありませんね。

 

それだけこの主人公の行く末が気になったかな?? 多分。

 

 

主人公の大黒シズオですが映画で主人公を演じたのは、堤真一さん。

 

堤さんは変なもじゃもじゃ頭にメガネ、ちょっと・・いや、かなりださい、グータラな主人公を演じていましたが、元は男前ですし、太ってもいません。

 

漫画の方はと見ると、デブ、メガネ、目が細い、と典型的な不細工男。

 

絶対、女性にはもてないタイプ。

 

しかも一人娘がありながら、40歳にして突然、会社を辞めマンガ家を目指すという、彼の父親ならずとも「オマエは世の中なめてんのか?」「バカなの?アホなの?脳くさってるの?」と怒り狂いたくなる人間。

 

傍から見てても、うざいタイプ。

友だちにしたいとはあまり思わないタイプでしたけどね・・・・

 

 

 

2.娘のバイトに対して父のひとこと

 

 

なんでこんな男にこんないい娘が?? というほどいい娘の鈴子。

 

彼女には建築家を目指してフィンランドに留学するという夢があります。

 

その夢実現のためには当然、相当のお金が必要。

 

というわけで彼女は風俗でアルバイト始めるんです。

16歳なのに18歳と偽って。

 

で、この風俗店で父親のシズオとばったり出くわすんですね。

まあ、シズオがその風俗に客として行っててたまたま、なんですけど。

 

留学のためにお金が必要でアルバイトしていると事情はわかっても、父親としては嫌ですよね。

可愛い娘が風俗でアルバイトするなんて。

いかに時給が他よりいいとしても。

 

私だったらどうするでしょう。

 

「俺が金は何とかするからバイトは辞めろ」でしょうか?

「あんなアルバイトしてると自分のためにならない・・云々・・」と理屈をこねるでしょうか?

それとも「お母さんが知ったら悲しむぞ・・・」でしょうか?

 

いや、店で会った瞬間、カッときて怒りを爆発させるかもしれませんね。

 

娘にしたらどうでしょう。

やはり傷つくでしょうか。

父親に言われそうなことくらい先刻承知でアルバイトしているのでしょうし。

 

ここのシズオが素晴らしいです。

普段、自分勝手な行動をして家族みなに迷惑をかけているわけですから、そんな自分がこんな時だけ家族に偉そうに注意なんかできるのか、と気が引けそうにも思いますが。

 

シズオはデスクに向かってマンガを描きながら鈴子の方は見ずに言います。

 

「あっ鈴子、一つだけお願いしていい?」

「何?」

「あの仕事は辞めなさい。」

 

凄いなあ、と思いました。

このひとことをビシッと言えるのが・・・

 

その前にアルバイトの一件を知ったシズオが夕日傾く公園で一人ブランコに座ってうなだれている後ろ姿が描かれています。

そしてそんな父を後ろから見ている鈴子。

 

このワンカットがいいです。

胸に迫ります。

 

「がっかりさせたかなと思った・・・けれど・・・父は自分自身にがっかりしているように見えた・・・」

 

シズオは娘にがっかりなどしていないのですよね。

ふがいない自分にがっかりしているわけです。

 

そんなふがいない父ですが、他にお金のあてもないのに、それでも「あの仕事は辞めなさい」と言えるところが、いいなと思いました。

娘のことを心から思っていることがわかるひとこと、ですね。

 

実は、鈴子は父の後ろ姿を見た、その日のうちにバイトを辞めます。

 

だからシズオが「辞めなさい」と言った時点では、既に鈴子は辞めていたわけなんです。

 

でも「あのバイトはもう辞めたよ・・・」なんてこと言いません。

 

シズオの「辞めなさい」に対して「・・・はい。」だけです。

 

そして心の中では(言うと思った・・・)と。

 

ここの数カットは本当に何度見てもいいんです。

 

鈴子は、シズオがどれだけ自分のことを大切に思ってくれているかをわかっているんですね。

 

賢い娘です・・・

 

 

 

 

3.もう本気出している

 

このマンガは全5巻ですが、5巻目にグッと盛り上がって来ます。

 

といってもシズオは相変わらず格好悪いのですけど。

 

しかし皆が寝静まった深夜も「カリカリ・・」とマンガのペンを走らせます。

 

それと会社辞めてから始めたファーストフード店でのアルバイトをまだ続けているんですね。

鈴子が留学から帰ってくる5年後も続けています。

そのこともほんの一コマでわかるのですけど、そこがまたいいんですよね。

 

このアルバイトをしながら毎日深夜までマンガのペンを走らせる、この二重生活(二足の草鞋)を何年も継続している時点で、もうシズオは本気出していますよね、と思いました。

 

いや全然、本気ですよね。ずっと本気です。

 

アルバイトしているわけですから、まだデビューできていないということなのでしょうけど、こんな二重生活を何年も継続できていることが彼の本気の証明ですよね。

そんなことなかなか出来ませんよ。

疲れるし、給与も安いし・・・いつ夢かなうかわからないし。

 もしかして無駄な努力に終わるかもしれないし。

 

このマンガですが、画は最初見たとき、「なんだこれ?!」って苦笑するほど、上手ではないです。

何の予備知識もなければ「へたな画」と思って、手に取ってもみなかったかもしれません。

 

でもマンガって画の上手い下手でもないですね。

今ではこの画が妙に味があって、内容にも合っているなと思っています。

 

あの夕日傾く公園のシーンなんて、誰でも描けそうにも思えるようなレベルの下手な画と一見思えますが、きっと違うのでしょうね。

 

自分自身にがっくりきたシズオ、その後ろ姿の画は、最高でした。

 

結局、5巻までのマンガにおいては、シズオはまだ漫画家としてデビューは出来なかったようです。

でもこのマンガ、シズオが漫画家になれるかどうか、漫画家になるために苦闘する日々、を描いたわけではなさそうです。

 

作者は、ラストシーンの鈴子のひとことを描きたかったように思いましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

5種類の腕立て伏せを毎日続けて効果を最大化する

「腕立て伏せ(プッシュアップ)」は筋トレの基本中の基本ですよね。

 

器具もいらないし場所もとりません。

 

室内でもまた屋外でもどこでも気軽に行えます。

 

私も記憶している限りでは中学生の頃にはもう腕立て伏せをやっていたでしょうか。

 

高校生になると拳立て伏せ、指立て伏せなんかもやっていました。

 

ただその頃はひたすら回数を求めるもので、回数が出来ないとダメだと、フォームなどあまり気にせず一生懸命やっていたものです。

 

今考えると正しいフォームでもないのに必死に回数をこなしていたわけで、無駄とは言いませんが、勿体ないことしたなあ、という思いが強いです。

正しいフォームで行うのであれば回数を求める必要はないわけですね。

 

 

1.腕立て伏せの種類

 

 

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腕立て伏せには本当に多くの種類があります。

 

おそらく10~20種類はあるのではないでしょうか。

 

主に鍛えたい部位にもよりますが、自重トレーニングを毎日やるうえではそこまで種類を意識しなくてもいいのではないかと私なんかは思います。

 

私がほぼ毎日やっている腕立て伏せのメニューは以下のものです。

 

1)ナロープッシュアップ

 

通常の腕立て伏せよりも床につく両手の感覚を狭くするわけですが、両手の親指・人差し指でちょうど三角形を作るようにします。

あとは通常の腕立て伏せと同じ要領で行います。

 

ゆっくり体をおろし、すっと体を引き上げます。

体をおろした時に、1~2秒静止させてもいいでしょうね。

 

体をおろす時に息を吸い、力を入れて体を引き上げる時に息を吐きだします。

 

このあたりは他のどの腕立て伏せにも共通していますよ。

 

体はまっすぐ、顔は真下ではなくやや前方を見るようにします。

 

体をおろしたときに顎が床につくようなイメージですね。

 

私の場合は負荷をかけたいので低いテーブルに両足を乗せて行っています。

 

回数は10回で十分ですよ。

 

上腕三頭筋に高負荷がかかる腕立てなんですが、私の感覚では大胸筋にもかなり効いているのではないかと思います。

 

2)ワイドプッシュアップ

 

ナロープッシュアップと逆に腕を広げて行う腕立て伏せです。

 

私の場合は通常の腕立てよりも手の平2個分くらい横に広げて行っていますが、このあたりはやりながら調整すればいいですね。

負荷をかけようとすればより腕を広げればいいです。

このとき手の平の向きはやや斜め前方に向くようにすれば体も安定するかと思いますよ。

 

私はこれも低いテーブルに足を乗せて、より負荷をかけて行っています。

 

回数も10回で十分ですよ。

 

3)バックプッシュアップ

 

これはより背筋に効果のあるプッシュアップです。

 

通常の腕立て時よりも手を手の平一個分くらい下方(へその方)へ下げて床につきます。

そのまま斜め前方へ体をおろしていくようなイメージで行います。

 

これは相当きついと思います。

 

きついでしょうが、回数よりもフォームが大事なので、最初は1回でも2回でも正しいフォームで行うことをより意識します。

 

とにかく筋トレは回数ではありません。

 

正しいフォームで行うのならば例え1回でもその方が効果があります。

筋力がついていけば自然に回数は増やせますからね。

 

とにかくフォーム、呼吸、そして鍛えている部位を意識すること、が重要です。

 

4)プッシュアップバー

 

通常のフォームでの腕立て伏せは、プッシュアップバーを使い、また低いテーブル(または椅子)に足を乗せて行っています。

 

最初は通常の腕立て伏せをおこなっていたのですが、それが物足りなくなってプッシュアップバーを使うようになりました。

 

バーを使うと体をより深くおろすことが出来ますので負荷をかけることができます。

 

通常の腕立て伏せですが、これは両手を肩幅よりやや広いくらいの幅にして行う腕立てのことを言っています。

最も自然に体をおろしやすい腕の位置、フォームということになります。

 

プッシュアップバーだけでは物足りなくなって、今では低いテーブルも使ってより負荷をかけるようにしているんです。

 

5)逆立ち腕立て伏せ

 

これは腕立て伏せというのとはちょっと違うかもしれません。

 

体のバランスを整える、体幹を鍛える、という意味で行っています。

 

そして腕よりも肩の筋肉が鍛えられるでしょうね。

 

ただ全身を支えるわけですから勿論、腕力も鍛えられます。

 

 

2.腕立て伏せの効果

 

腕立て伏せというと腕の筋肉、腕力を鍛える、というイメージがありますが、実際はちょっと違うかなと思っているんです。

 

どちらかというと大胸筋を主に鍛える筋トレではないかと思いますよ。

 

それから正しいフォームで腕だけで体を支え上下運動するわけですから、実は、体幹、腹筋、背筋、足の力も鍛えられます。

 

ということは腕立て伏せは全身運動、全身の筋肉を鍛えられる運動と言ってもいいのではないでしょうか。

 

 

3.毎日やっていい?

 

腕立て伏せを100回も200回もやるのでなければ、つまり一種類10回程度であれば筋肉痛になることもないと思います。

 

筋肉痛を感じないのであれば、私は毎日行ってもいいと考えています。

 

ただ毎日同じ腕立て伏せを行うとやはり飽きてきますから、他のメニュー、器具を使った自重トレも曜日によってメニューに加えていった方がいいでしょうね。

 

結果、私の場合ですが、逆立ち腕立てだけは毎日、他の腕立て伏せは週に4~5回程度行っています。

 

また飽きないようにする工夫も必要ですね。

 

私はたまにですが30秒で何回腕立て出来るかというのを遊び感覚で行ったりしています。

筋トレとしての効果は追及していません。

でもそれなりに回数は伸びていくので、面白いのでやってみてる、記録に挑戦している、という感覚でしょうか。

 

 

4.その他の腕立て伏せ

 

他にも腕立て伏せのメニューは相当、多くあります。

 

私がこれまたたまに加えているのは、指立て伏せ、ですね。

 

指の力を強化するためです。

 

五本指から始めて、1本ずつ指の数を減らしていき、それぞれ10回、最後は親指だけで10回、という具合です。

10×5=50回になる勘定ですね。

 

他には、片手腕立て伏せなどもやることがあります。

 

どちらかというとどれだけ筋力がついたか試してみるためにやる、という感じでしょうか。

やや広めに腕を開き、片腕だけで行います。

このときバランスをとるために足は広めに開きます。

片手5回もできれな十分ではないでしょうか。

 

 

5.効果を最大化する

 

腕立て伏せに限らず他の自重トレでも同様です。

 

その効果を最大限にしようとすれば、

 

正しいフォームで

 

ゆっくりと(勢いで行わない)

 

呼吸を止めない

 

鍛えている部位を意識する

 

ということが重要です。

 

回数よりも質ということですね。

 

正しいフォームで行えば腕立て伏せも10回で相当きついはずなんです。

 

それと飽きないための工夫でしょうか。

 

筋トレ・自重トレは継続できなければ全く意味がありません。

 

メニューにしろ負荷のかけ方にしろ、器具を使うか使わないか、より良い器具はないか、またトレーニングの順番やトレーニングする時間帯などなど、考えるべき余地はいくらでもありますよね。